ギターの保湿はできてますか?
乾燥するとフレットが浮いてきたり、ブリッジにヒビが入ったりと深刻なダメージを受ける事があります。
それをメンテナンスするとなると数万円〜十数万円掛かるなんてことも。。
今回焦点を当てるのは指板やブリッジを保湿するための商品です。
普通保湿剤はオレンジオイル・レモンオイルなどの液体商品が多いと思います。
今から紹介するのはちょっと変わり種な固形商品です。
その名も「ねこだまり工房」さんが作る クリア蜜蝋ワックス。
ねこだまり工房 クリア蜜蝋ワックス
商品概要
オススメ度
ねこだまり工房 クリア蜜蝋ワックスはギターの指板やブリッジに塗る事で保湿、コーティング、潤滑作用を付与できるという商品です。
革製品、金属部品等の油膜保護にも使えるとか!
国産の未ざらし蜜蝋と、国内工場で精製されたクリアホホバオイル100%使用しています。保存料や、添加物などは一切使用おらず、100%自然由来のもので生産しています。
ホホバオイルは、特有のワックス成分を含んでいて、塗膜を形成します。
また酸化しづらく、安定性の高さから、人工心臓の潤滑油にも使用されています。
サラサラ感や、しっとり感が特徴で美容用品などでは良く使われていますが、未ざらし蜜蝋と組み合わせる事で、速乾性とサラサラの指ざわり、伸びの良さ、塗膜形成によるコーティングなどの優れた特性を発揮します。
楽器の指板など木部が露出している個所の保護や、乾燥防止、湿度変化からの保護など様々な用途に使用することができます。
原材料:オーガニック原油国内精製クリアホホバオイル、国産未ざらし蜜蝋
使用期限:購入から1年以内
容量:30㎖
価格:2,000円(税抜)
蓋を開けて鼻を近づけるとほんのり蜂蜜の優しい匂いがします。
食用ではありませんが天然由来の材料で生成しているため、口に入っても問題ないようです。
元々ハンドクリームのレシピから作っているそうで、余ってしまう場合はハンドクリームとしても使えるんだとか!
使用方法
使用方法も超簡単です。
- 指やギタークロスで適量をとる。
- 指板やブリッジに塗っていく。
- クロスで余分な油分を拭きとる。
- 完了
早速やってみましょう。
まずは指やクロスで指板にヌリヌリ塗っていきます。
指で塗ると体温で溶けていって良い感じ!
全体に塗り終わったのでクロスで余分な油分を拭き取ります。
⇦Before After⇨
おー!ちゃんと保湿されています!
指板のインレイも澄んで見えるようになりました。
写真だと見にくいですが、Beforeは乾燥によって白いポツポツが目立っていますが、Afterはしっとり艶やかになりましたね。
レビュー
ワックスの伸びが良い!
今回、初めて固形の蝋を使ったので「ちゃんと溶けるのか?」と不安でしたが心配無用でした!
塗る前のワックスは硬いですが指で塗ると体温で溶けていくので少量でも素早く全体に塗る事ができます。
塗った後もベタつかず、さらさらで良い感じです。
ロウが全然減らない!
こちらの商品ですがワックスの伸びが良いためギター1本の指板・ブリッジに使っても10分の1も減りませんでした。
メインでこの商品を使う場面は弦交換の時だと思います。
エリクサーを使っていたりすると2〜3ヶ月に一回の弦交換になると思いますが、そう考えると年に4〜6回程度の出番になります。
1年で普通に使っている分では絶対使い切れませんね!
保存期間の目安が1年とありますが、メーカーに問い合わせたところ1年以上使用可能との事でした。(メーカー初期製品は2年経過しているが問題なく使えているとか)
変色などしていなければ、それ以降でも普通に使えるみたいです。ただ自己責任で!
フィンガーイースのように使える!
プロギタリストの中にはフィンガーイースの代わりに鼻を触って、油を指に付けて弾く方もいらっしゃいます。
衛生面を考えると抵抗ある人もいるかもしれません。
このワックスの本来の使用用途ではないですが、フィンガーイースのように使う事ができました。
画像のようにほんの少しだけ手の甲に付けてから指先塗るとちょうど良く使えます。
自然由来の成分&ハンドクリームとしても使えるようなので安心です!
まとめ
オススメ度
ギターとお肌に一番大事なことは保湿です。
ちゃんと保湿してあげないと、指板やブリッジの割れにつながります。
メンテナンスで数万〜十数万円掛かってしまう前に、弦交換と合せてギターに潤いを与えましょう!
パッケージも可愛いのでアコギが好きな恋人へのプレゼントとしてもオススメです。