日本って四季があり、景色がどんどん変わるので楽しいですよね!
春に桜餅、夏にかき氷、秋に焼き芋、冬はMeltykissのチョコレートと甘い物好きからしても最高な国です。
ただその反面、ギター管理がハードモードな国でもあります。
それもそのはず冬は乾燥し0℃を下回る日もあれば、梅雨や30℃を超える真夏日があったりと温度・湿度幅が広いからです。
愛するギターの温度・湿度管理はできていますか?
僕はできていませんでした。
だから買いました。
アコースティックギター用の温湿度計を!
Contents
商品説明
商品スペック
今回ご紹介するのは「Lee Guitars 温湿度計」です。
今までありそうで無かった、ギター内部の温度・湿度をモニタリングできるという商品です。
名前の通り、中国製ですが日本語対応しています。
内容物は本体と電池と説明書のみというシンプルさ。
形もスタイリッシュでいいですね。
Lee Guitars 温湿度計
ディスプレイ:E ink 高解像度ディスプレイ
ディスプレイサイズ:26×26mm
重量:33g(電池含む)
電池タイプ:CR2032 ボタン電池
Bluetooth規格:Bluetooth 5.0
温湿度センサー:世界標準のスイス SENSIRION社製
温度の測定範囲:0℃〜50℃
湿度の測定範囲:0〜99%RH(凝縮環境無し)
Gatewayユニットについて
Gatewayとは:温湿度計と連携させることでスマホに通知を送ったり、外出先でも確認できるようにするためのデバイス
接続数:温湿度計10個まで。10個以上連携させたい場合はGatewayを追加で買うとさらに10個接続可能になる。
商品は温湿度計の「本体のみ」と「本体+Gateway」の2パターンで売られています。
今回私はアンフィニカスタムワークスさんから購入しました。
https://enfini-select.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2665013&csid=0
数値の正確性について
そもそもですが、この商品の温度・湿度の正確性について気になりませんか?
Lee Guitars 温湿度計はSENSIRION社製のセンサーを使用しています。
よくよく調べてみるとSENSIRION社のセンサーは世界標準なんだそうです。
疑り深い僕は念のため誤差が±1〜5%のタニタの温湿度計と比べてみました。
画像の通り、温度は同じ、湿度は±1〜3といったところでした。
かなり信用できる数値みたい。
装着時の塗装への影響は大丈夫か?
接着部は特殊なシリコンゴム加工になっており、基本的に楽器へのダメージは無いそうです。
ただセラック塗装・カシュー塗装・劣化したラッカー塗装などはゴム製品へ抵抗性が低いため、小さく切った布・フェルト・薄いコルク板などをゴム部分へ貼ったほうが良いです。
僕はそのまま使用していますが、心配性な人は一枚何かを噛ませましょう!
この商品でできること
この商品でできることはこちら!
- ギター内部の温湿度確認
- 専用アプリでスマホから確認
- Gatewayとの合わせ技で「スマホへの通知」と「出先で管理」
- 複数端末での確認
ギター内部の温湿度確認
サウンドホールに挟む形で使用することでギター内部の温湿度をモニタリングできます。
本体のディスプレイでは気温・湿度・電池残量が確認できます。
またボタンを押すことで基本を摂氏(℃)華氏(℉)を切り替えられますが、摂氏(℃)で確認するので触ることは無さそうですね。
専用アプリでスマホから管理
この商品専用の無料アプリが公開されています。(iOS、Android共に対応)
アプリを使用すると、「1日の推移」・「30日の推移」から選択してグラフで把握することもできます。
また「月報」の項目から過去のデータをCSVでDLできるので一年を振り返ることもできます。
Gatewayユニットで「スマホへの通知」と「出先で管理」
この温湿度計ですが、別売の「Gatewayユニット」を使用することで真価を発揮します。
Gatewayユニットと温湿度計をペアリングすることで、アプリで設定した条件から外れた温度・湿度になった場合に通知を飛ばすことができます。
またWifiを介して出先でギターの状態を確認する事もできます。
湿度に弱いカメラ機材の管理などでも使えますね!
本体のみと本体+Gatewayの機能比較表
本体のみ(+アプリ) | 本体+Gateway(+アプリ) | |
スマホでの確認範囲 | 家の中まで(数m) | 外出先でも |
通知を飛ばす | ✖︎ | ◯ |
データの記録 | ◯ | ◯ |
ギター接続数 | 何台でも | 何台でも ⇨通知を受け取るにはGateway1個につき、温湿度計10台まで |
温湿度計のみだと通知を受け取れないので、「本体のみ」を購入するのは既にGatewayとのセットを購入した人が新しくギターを買ったので管理したいという事だと思います。
最初はGatewayとのセットを購入しましょう!
複数端末での確認について
アプリをFacebookと連携する事で、複数端末と共有する事ができます。
スマホ2台持ちやタブレットなど複数端末で管理したい人はこちらの機能を使用しましょう。
個人で管理する分にはスマホ一台で見られれば充分なので、僕は使用していません。
設定方法
設定方法は超簡単です。3分も掛からずできます。
- 温湿度計に付属の電池を入れる。
- 説明書にあるQRコードから専用のアプリをDLする。
- アプリに本体をペアリングする。
- 終わり
アンフィニさんが設定方法を動画でまとめてくれているのでこちらも参考にしてください。
▼①イントロダクション編
▼②リギター温湿度アプリ導入・設定編
▼③Gatewayユニット導入・設定編
レビュー
ここからは使用感やメリット・デメリットをレビューして行きます。
使用感について
ディスプレイの視野角が広く上下左右どこからでも見やすいです。
Kindleの電子書籍に似ていますね。
装着はマグネットの着脱式なので簡単にセットできるのも良いところです。
愛着あるギターをいつでも確認できるのは嬉しいですね。
専用アプリについて
アプリのTOP画面でギターの状態を一覧で見る事ができるのは良いポイントです。
また温湿度計1つにつき、「名前」「画像」「異常検知の条件設定」ができます。
ギターのモデル名や画像を登録しておくと分かりやすいですね。
異常検知の条件設定は「厳格」「ゆったり」「カスタム」から選択できます。
スマート家電との連携はあり
正直、外出先で通知が来てもどうすることも出来ないのが現状です。
その解決策としてスマート家電を導入するのはありですね。
スマートリモコンを使えばエアコンや加湿器を遠隔起動することができます。
スマートリモコンとは・・・リモコンに対応する家電をスマホから一括で操作できるようにするデバイス
連携例)エアコン・テレビ・照明・加湿器など
スマートリモコンの導入ハードルが高い方にオススメなのがSwitchBot対応の加湿器です。
専用の湿度計を使用すると、条件をつけて稼働させることもできます。
こちらなら外出先から加湿し、目標の湿度になったら自動でOFFなんてことが可能です。
通知が多い
このデバイスで唯一不満な所は異常検知後の通知量が多い所です。
アプリでは指定した異常な温度や湿度を検知後、何時間連続でその状態だと通知を送るというように設定できますが、一度通知が来ると適度な温度または湿度に戻るまで10分ごとに通知が来続けます。
この通知の間隔が1時間に1回くらいなどに変更できたら最高ですね。
こちらの件、問い合わせた所メーカーにも要望を伝えて頂けるようなので、もしかしたらアプリのアップデートで解消されるかもしれません。
現状の解決策はスマート家電と連携して外出先から温度・湿度をコントロールするしかないですね。
気長に待ちましょう。
まとめ
評価:
総合的に判断するととても良い商品です!楽器管理が苦手な人にこその商品だと思います。
https://enfini-select.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2665013&csid=0
- 今まで温湿度管理していなかった人にはおすすめの商品。
- 単体でも使えるがGatewayが無いと真価を発揮しない。
- 頻繁にギターを弾く人の中には、取り外しの作業が面倒と感じるかも。
ちなみに・・・中国語でBluetoothって「藍牙」って書くんですね!そのままだけどかっこいい。