・ブランドの特徴が一目で分かるような比較表ないかな?
という人に向けてこの記事は書いています。
アコースティックギターの弦ってたくさんあって
初心者の方は何を買おうか特に悩みますよね!
基本的なところから書いたので参考にしてください☺️
それではどうぞ!!
(比較表を見たい方は目次からどぞ!)
僕はすっごい手汗かき。
アコギ弦のチェックポイント
まずは何を基準に見れば良いか分からないという人は以下2点を覚えましょう!
音・プレイアビリティ(弾きやすさ)・弦の寿命などに大きく影響するポイントです!
・ゲージ
・弦の素材
ゲージ
ゲージとは弦の太さのことです。
パッケージにはインチ数やゲージ名で記載してあります。
よく見るゲージ名を書きました。
下に行くにつれ、太くなっていきます。
エキストラ ライト |
一番細い |
---|---|
カスタム ライト |
ライトと比べ特定の弦が細い等、カスタムされている。 |
ライト | 普通 |
ミディアム | 太め |
1)同じゲージ名でもブランドによってインチが違う!(ことが多々ある)
2)自分が気に入ったゲージのインチ部分を写真に残して、違うブランドを試す際に確認しよう!
↓画像はエリクサーというブランドのものを例として挙げていますが、
一番細い1弦が13インチ
一番太い6弦が56インチ
でミディアムというゲージ名だよ!ということを示しています。
(本当は0.013、0.056だけど、小数点が分かりにくいから整数で表してる。)
ゲージよって太さが変わることは分かったけど。。。
それで何が変わるの?
ゲージが細いと押さえ易くなりますが、
音も細くなる傾向があります。
ゲージが太いと押さえ辛くなりますが、
音も太くなります。
なので初心者には弾き易さ重視でエクストラライトやライトゲージをおすすめします。
参考として、エリクサー社のサイトに
各ゲージの太さとテンションの比較表があったので見てみましょう。
レギュラーチューニングでのテンション比較表です。
フォスファ―ブロンズ NANOWEBコーティング弦の比較表ですが、80/20ブロンズ POLYWEBコーティングという
別の素材&コーティング方法でもインチ、テンションは同一でした。
表の一番右欄を見ると、
ゲージが太くなるにつれテンション(kg)が増しているのが分かります。
エクストラライトとミディアムのテンション差はなんと24kgもあります!
弾いた後にちゃんと緩めないとネックへの負担大きいですね。。
またカスタムライトとライトを比べると、4〜6弦はほぼ同じ太さですが、
1〜3弦はカスタムライトの方が細い(エクストラライトに近い)ことが分かります。
・ゲージとは太さ!太いと音も太くなる!
・最初は弾きさすさ重視で細いゲージを選ぼう!
・ライトなどに慣れてきたらゲージを上げ下げして、好みの太さを見つけよう!
弦の種類
続いて弦の種類です。
いくつかあります。
- ブロンズ弦
- フォスファーブロンズ弦
- コーティング弦
ブロンズ弦 (BRONZE)
その名の通り、ブロンズ(青銅)でできた弦です。
数字で80/20 Bronzeなどと表記されていますが、
これは配合されている銅/スズの割合になるので数字は変化します。
音の特徴は癖が少ないのでギター本来の音に近いと思います。
ナチュラルな音で弾きたい人におすすめです。
料理で言ったら素材本来の味、冷奴です。
フォスファーブロンズ弦 (PHOSPHOR BRONZE)
「ふぉすふぁー」って何スカ?
って思いますよね。
調べてみました。
Phosphor
https://ejje.weblio.jp/content/Phosphor
1.【ギリシャ神話】 フォスフォロス 《暁の明星の擬人; ローマ神話の Lucifer に当たる》.
2. 明けの明星
1 はモンストに出てきそうなキャラクター名だな。多分 髭もじゃもじゃのキャラ。
2 の明星は明星一平ちゃんしか知りません。
ちゃんと調べました。
PHOSPHOR BRONZEでリン青銅を表すそうです。(リン 英語: phosphorus)
ブロンズ弦にリンが混ざっているものとなります。
音の特徴はブロンズ弦に比べ煌びやかで高音がキラキラしています。
さらにブロンズ弦より長持ちするのもの特徴です。
料理で言うと冷奴より長持ちな高野豆腐です。
コーティング弦
コーティング弦とはその名の通り、弦に特殊な塗料をコーティングしてあります。
普通の弦に比べてサビや汚れに強く、圧倒的に弦の寿命が長いのが特徴です。
コーティングされている弦のことを指しているので、
ブロンズのコーティング弦。
フォスファーブロンズのコーティング弦。のような形になっています。
音についてはフォスファーブロンズより
コーティング弦のフォスファーブロンズの方が
より煌びやかになります。
料理で言うと豆腐で一番煌びやかな揚げ出し豆腐です。
- ブロンズ弦:自然な音色が特徴
- フォスファーブロンズ弦:ブロンズ弦よりも煌びやかな音色
- コーティング弦:弦を長持ちさせるための塗料が塗ってある弦
(音も煌びやかになる傾向がある)
以上がアコースティックギター弦を選ぶ際に注目すべきポイントでした。
それでは下にアコースティックギター弦について
個人的な比較表を作ってみたので参考にしてみてください。
比較表
それでは比較表です!
他のソロギタリストの方々や楽器屋の方にも聞いてみたので
そこまで偏った意見ではないと思います。
楽器屋さんに行った時にちらっと参考に見てくださいね。
左右の音色の暖かさです。
弦の寿命について
弦の寿命はとても大事です。
個人的には一番大事にしているといっても過言ではありません。
ただ弦の寿命と一口に言っても人によって定義が分かれると思います。
おそらくは以下のどちらかのパターンかと。
- 錆びたり、切れたりするまでが寿命。(物としての寿命)
- 時間経過により、音がモサモサしてきたら寿命。(音としての寿命)
寿命の定義は人によって変わるので一口にコスパと言っても
「物としてのコスパ」か「音としてのコスパ」がありますので
どちらが大事なのかは自分で決めましょう。
コーティング弦は錆びや切れには圧倒的に強いですが、
弦の特性上 高音がキラキラしやすい傾向にあります。
実際そういった部分が気になるということで
コーティング弦を敬遠する人もいるのも事実です。
上記を踏まえてですが、僕はコーティング弦のエリクサーを愛用しています。
理由は平日は働いているため、コンスタントに毎日ギターに触れる環境ではありません。
そのため、(物としての寿命という観点で)
「なるべく寿命が長い弦を」と思いコーティング弦を選択しています。
あと冒頭にも書いた通り、手汗モンスターというのも大きい理由です。
弦を毎回拭くのを面倒くさがる僕でも2~3ヶ月も持ってくれるエリクサーには頭が上がりません。
ただ僕も手汗がかきにくかったり、毎日数時間ギターが触れるような環境であれば、
コーティング弦ではない物を使用したいというところが本音です。
ということでまとめに行きましょう!
まとめ
- ゲージは自分の握力やプレイアビリティを考慮して決める。
最初は細いゲージを使用して段々太くする中でぴったりなものを探してみる。 - ブランドによって個性がかなり違うので手当たり次第、弾き比べてみる。
- 寿命の定義を決める。(物としてor音として)
散々今まで選ぶための見るべきポイントなど挙げさせて頂きましたが、結局は好みです!笑
同じ弦を張ってもギターによって印象が変わることが多々あるからです。
最初の弦に迷っているときは好きなアーティストと同じ弦を張ってみるのもいいですね。
そこからゲージを上げ下げしたり、別のメーカーを試したりなどやることいっぱいです!
色々な弦を試しながら自分にとってのベストな弦を探す旅に出ましょう!!!
料理で言う所の食べ歩きの旅へ。 しつこいか。